深浅測量ラジコンボートレンタル マルチビーム測深機「RC-M1」
国土交通省『NETIS登録商品 KTK-210020-A』
レンタル貸出の多数ご利用いただいております
新技術情報システム NETIS登録商品 KTK-210020-A
短期の起工・出来形測量にレンタル貸出を3日間から可
マルチビームの高精度な深浅測量 測量時間の大幅短縮を実現
ダム、河口、貯水池などの堆積土量を出すための深浅測量で活躍
浚渫前の現況深浅測量 浚渫作業中の出来形管理に実績あり
ICT浚渫工に活用(港湾ICT、河川ICT)国土交通省のi-Construction対象機種
技術提案の加点評価や創意工夫のポイントへ!
マルチビーム深浅測量は、ICT活用工事(浚渫工)の起工測量技術として注目
マルチビームソナー搭載 深浅測量用ラジコンボート「RC-M1」
新技術情報システム 「NETIS」登録商品 KTK-210020-A
RC-M1 カタログ 取扱説明書 論文 |
マルチビームソナー搭載ラジコンボートとは
音響測深機には測量船直下付近の水深を測定する『シングルビーム方式』や、扇状に音波を放射し指向性の鋭い複数のビームを使用することで測量船の進行方向に直交した方向の広い範囲の水深を測定する『マルチビーム方式』があります。
マルチビーム方式では、同時に何本もの音波を扇形に発射しながら走行するため、より細かな3次元的な海底の測量が可能になります。
地形を「面」として3次元測量できるICT浚渫工対応技術です。
シングルビーム、マルチビームの違い
・シングルビーム(音探)は点で水深を測ります。
・マルチビームは点の集合=「面」で水深を測ります。
シングルビームとは
音響測深機1台から1本ビームの場合で、走行しながら音響測深機から単一の音波を直下に1本ビームで発射し深浅測量する手法になります。
ラジコンボートでは『RC-S3』、『RC-S3(VRS)』がこのシングルビームを採用しております。
主に河川の定期横断測の深浅測量に使用されています。
シングルビーム方式の一般的な組み合わせのGNSSとシングルビームソナーです。
シングルビームソナーの上にGNSSアンテナを付けて地形測量をおこないます。
GPSのX,Y座標とGPSのZ座標、シングルビームソナーで測った水深を用いてX,Y,Zの点データを作ります。
マルチビームとは
シングルビーム1点に対してマルチビームソナーは、一度に256本のビームを放射することによって海底をより細かく正確に立体映像のように深浅測量ができます。
また、ビームを扇型に照射しなら航行するため、短い時間で多くの海底データを受信し、シングルビームでは分からなかった、海底の凹凸も「面」として3次元測量で表現できるICT浚渫工対応技術になります。このマルチビームソナーを搭載した深浅測量ラジコンボートが『RC-M1』になります。
マルチビーム方式では面的に細かく点群を作るために複数のビームで探査を行います。
マルチビームソナー搭載深浅測量ラジコンボート RC-M1
マルチビームソナー搭載深浅測量ラジコンボート『RC-M1』は、本体に2台のGNSS、マルチビームソナー、動揺センサ―がラジコンボート本体にオールインワンになっております。また、マルチビームソナー搭載ラジコンボート中でもっとも軽量(約29kg)化され、コンパクトな船体です。
この『RC-M1』は、船の動揺を正確に補正するIMU(動揺補正センサー)を搭載し、波や早い川の流れで発生する船の動揺を正確に補正し、安定した点群データを出力できます。
ソナーは音で対象物までの距離を測る測深器です。どの傾きで音波を出し、地形で反射してきた音がソナーに対してどのような入射角をもって正確に知る必要があります。
これにはその時のソナーの姿勢が重要になりますので、ソナーのロール・ピッチを測るための動揺計(ロール・ピッチ)の値が重要です。
ソナーの位置はGNSSで計測するX,Yです。水中地形は各ビームの推進とロール・ピッチを使って傾き計算をおこない、ソナーの位置と合わせてX,Y,Zの点群データを作ります。
ここがポイント!
- ・マルチビーム搭載ラジコンボートで最軽量の約29kg、2名で持ち運び可能
- ・国土交通省のi-Construction 対象機種(港湾ICT、河川ICT)
- ・容易にバッテリー交換可能な船体、長時間測量可能(1セット分 約120分)
- ・流れが速い河川、潮流にも対応可能な最大船速 4.5kt(マルチビーム一体型最速)
- ・自律航行・自動回帰機能を搭載
- ・オール一体型により艤装時間なしで作業時間の短縮
- ・国内メーカーのため、点検・修理が、スムーズに対応可能
- ・深浅測量範囲は0.5mから80m。今まで計れなかった、河川や浅瀬、河口付近が計測可能
- ・土木会社・大手ゼネコン現場でレンタル実績が多数
- ・最短3日間からのレンタル貸出が可能
- ・補正データの契約や通信用ルーターもセットでレンタル提供可能
- ・レンタル初日に導入説明をつけることで親切丁寧なサポートを提供
- ・長期でのレンタル貸出、期間の延長などにも対応可能
- ・レンタルでの使用により機器購入やメンテナンス保守等の手間とコスト削減を実現
- ・測量する側線データを事前に提供いただくことで、レンタル時に事前設定にて納品が可能
- ・煩わしいデータの入力・ラジコンボート設定は、レンタル貸出までにサポート万全対応
技術提案や創意工夫のポイント!
- ・短期の起工・出来形測量にレンタル貸出や請負測量に対応。
- ・マルチビームの高精度な深浅測量で、より正確な土量を算出できます。
- ・国土交通省のi-Construction 対象機種(港湾ICT、河川ICT)
- ・汚濁防止枠など狭い範囲での、出来形管理ができます。
- ・船外機では困難な浅瀬・人の立ち入れない危険水域での深浅測量が可能になります。
- ・河川深浅測量など測線の多い現場などは、マルチビームで大幅な時間短縮を実現可能になります。
- ・リモコンボートの操作は陸上で行うため、転覆・転落落下事故の危険がありません。
- ・浅瀬、波打ち際など満潮時、干潮を待たずに深浅測量ができます。
- ・自動走行のため、決まったルートで深浅測量が可能。高精度で浚渫工事の出来形測量ができます。
- ・河川など張りブロックがある現場などは、縦断走行で深浅測量ができます。
- ・RC-M1ラジコンボートは、商用バンで運搬ができるため、ダムや上流の河川まで船外機を持ち運ぶ必要がありません。
現場用途
- ・ダム、河口などの堆積土量を出すための深浅測量
- ・貯水池、調整池の深浅測量
- ・浚渫工事に伴う浚渫量の測量
- ・海岸、航路、河川などの深浅測量
- ・浚渫前の現況深浅測量
- ・浚渫作業中の出来形管理
- ・浚渫後の確認深浅測量
- ・漁礁投入後の確認深浅測量
- ・波のある現場でも計測可能 ※ 小型船舶で艤装可能
マルチビームソナー搭載 深浅測量ラジコンボート『RC−M1』
ラジコンボート本体 RC−M1
本体の大きさは、全長1600mm 幅425mm 高さ300mm(突起物除く)
ツインプロペラで流れの速い場所でも測量可能です。(最大4.5kt)
ボート一体型マルチビームソナー
高精度GNSS受信アンテナ(2基)
船首
船尾
長距離アンテナ
ボート用
送信用
ソフト画面
本体バッテリー
2個で120分 連続走行可能
マルビームソナー 深浅測量写真
ラジコンボート最軽量、2人で持ち運びが可能な機体です
「小型船舶で艤装した場合」
スペック表RC−M1
リモコンボート部 | |||
---|---|---|---|
全長 | 1600mm | ||
全幅 | 425mm | ||
高さ | 300mm(突起物除く) | ||
質量 | 約29kg (ソナー部含む、バッテリー除く) |
||
モーター | 直流ブラシレスモーター 2個搭載 | ||
最大船速 | 4.5kt | ||
バッテリー | リチウムイオン充電池 42Ah×2 | ||
連続航行時間 | 120分(静水、自律航行時) バッテリー交換可能 |
||
ソナー部 | |||
周波数 | 400kHz帯 | 600kHz帯 | |
分解能 | 1.0cm | ||
ビーム幅 | 1.1°×1.1° (1.5°×1.5°※1) |
0.7°×0.7° (1.0°×1.0°※1) |
|
ビーム数 | 最大 256(等角度 / 等間隔) | ||
測深範囲 | 0.5~80m | 0.5~31m | |
スワス幅 | 最大 150°(可変) | 最大 80°(可変) | |
測深回数 | 最大 50回 / 秒 | ||
動揺計 / GNSS | 内蔵 / 内蔵 |
※1 副極抑制モード時