深浅測量ラジコンボートオプション
1.ヒートマップ解析
従来の深浅測量では、側線ごとの断面図しかなく現況の把握が難しかったですが、
側線間隔を細かく走行してより多くの点群を計測し、地盤高の色分けや3D表現することにより
現況が把握しやすくなります。点群データからより正確な土量計算もできるようになりますので、
施工前の現況測量や施工後の出来形測量にご採用をいただいております。
- ・狭小区域であれば側線を0.5~1m間隔で、RC-S3を走行させることにより多くの点郡を取得します。
- ・取得したデータを測量ソフトで処理することによりグラデーションを付けて表現することが
できるようになります。 - ・作成したヒートマップは専用のソフトを使用することで、3Dで回転しあらゆる角度からデータを
確認することができます。 - ・浚渫工事・敷き均し工事においては設計の深度を入力することで設計からの差異をグラデーションで
表現し、不陸の有無を確認できます。
2.水中ROV
水中カメラロボット(ROV=Remotely Operated Vehicle)は水中を自由に泳ぎ回れるカメラを
搭載したロボットです。
今までダイバーでは行くことのできなかった狭い場所や潜水時間も気にすることなく、画面に
映し出された映像を確認しながら、コントローラーで操作することができます。
PowerRayは、魚群探知機を搭載し魚の状況、水温、水深、海底の地形も見ることができます。
非常にきれいな4kの動画を録画することが可能です。
専用のVRゴーグルを使用すると重力センサーが操縦をサポートしてくれます。
PowerRay カタログ |
OpenROVはコンパクトな機体の中に深度計、コンパス、IMU※など航行には必要な計器を
搭載しており水深50mのHDカメラ映像をリアルタイムに確認できます。
※運動を司る3軸の角度と加速度を検出する装置
OpenROV カタログ |
3.RC-M1用、RC-S3用予備バッテリーセット
RC-M1は連続使用時間 120分、RC-S3は連測使用時間 210分
現場で長時間深浅測量をする場合は、レンタル追加可能です。(PC用バッテリーも付属)
RC-S3専用
RC-M1専用
4.CastAway-CTD(音速度計としてバーチェックの代わりに使用可能です。)
・CastAwayCTDは、温度、電気伝導度、水深を瞬時に
プロファイル計測可能な、世界初の携帯型投げ込み式CTD計です。
・直感的な操作性 スタイラスペンで3回タップしてから、
CastAwayCTDを水中に入れて、引き上げるだけで、温度、
電気伝導度、および深度が数分内に測定されます。
見やすいLCD画面により、セットアップやデータ展開、
即時データが容易に確認できます。
・Bluetooth通信を利用しているため、ケーブルを使用することなく、
パソコンへデータを取り込むことができます。
補正の例
ラジコンボートの音速度は1500m/s(初期設定)です。
Castawayで音速を測定し、水深ごとの音速値をラジコンボートで取得した水深値に掛ければ
音速補正されます。(あと補正になります。)
例:Castawayの音速値が水深5mまで1485m/sの場合、
1485÷1500=0.99
ラジコンボートで取得した5mまでの水深値に0.99を掛けて音速補正します。
CastAway-CTD カタログ |
詳細説明はこちら |
5.自動追尾式トータルステーションセット(RC-S3専用)
山中のダムや橋脚の下などではGPSが受信できないため、GPS式深浅測量はできませんでした。
そこでGPSの代わりに自動追尾式トータルステーションを使用することで、深浅測量が
可能になりました。これでGPSの受信状態を関わらず、測量ができます。
セット内容 (自動追尾式トータルステーション、360度ミラー、自社開発データ同期ソフト)
6.水中アクションカメラ GoPro5+防水型スタビライザー WG2
深浅測量時、防水アクションカメラGoPro5をセットすることで、水中の様子や状況を録画することが
可能です。今までわからなかった海中の様子や河川状況を記録します。
防水型スタビライザーを同時に使うことで、波の動揺を“抑え手振れのない映像”を保存できます。
仕様
画素数:1200万画素
本体サイズ:高さ44㎜×幅61㎜×奥行32㎜
重量:165g
防水性能:10m
ワイヤレス通信機能:Wi-Fi + Bluetooth